防災講演会 (10/3)
2013.10.03

 10月3日(木)、午後の5・6限を使って、防災講演会が行われました。
 講師は片田敏孝先生(群馬大学大学院教授)です。片田先生は「釜石の奇跡」として知られる、ほぼ全員の小学・中学生が自主的に大津波から避難できたという、釜石市の児童防災教育を受け持たれた方です。
 演題は「想定外を生き抜く力〜大津波から生き抜いた釜石の子どもたちに学ぶ」。先生はまず、想定される津波の高さというものが、個別的・偶発的な事象によって無限に変化しうるものであり、まったく一律ではないことをさまざまな研究データを元に指摘されました。次いで、本校のアンケート結果をもとに、生徒自身の防災意識が十分でなく、津波を「わがこと」として受け取っていないことを厳しく戒められました。まったくご指摘の通りであったと言わざるを得ません。
 最後に、釜石の子どもたちが、あの3・11の当日に、どのようにふるまったかということ、そしてそれをさらに受け継ごうとしている和歌山の児童たちを紹介され、私たちにも「わがこと意識」をもって防災に取り組むことを訴えられました。
 和歌山県の少女は、自分は津波が来たら絶対に逃げきるから、安全が確認されるまで迎えに来なくても大丈夫だということを両親に分かってもらうため、涙を浮かべながら必死に言葉を尽くしていました。この真剣さが私たちにも必要だということが、よく分かりました。和歌山県に劣らぬ被害を想定されている本県ですから、先生の今日のお話を「わがこと」として受け取り、実践していきたいと教師・生徒ともども約束し合いました。
                                               文責 広報部 山本