中学2年の国語の授業で、
         「ビブリオバトル」が行われました(11月25〜28日)
2013.11.29
 
 ビブリオバトルとは何でしょうか? 手みじかに説明すると、それは「おすすめ本」をめぐるトークバトルです。数人が「おすすめ本」を持って集まり、順にそれについて一人5分間の紹介スピーチを行います(スピーチ後、2〜3分の質問タイム)。全員終了後、「どの本が読みたくなったか」の投票を行い、最多票を集めた本が「チャンプ本」となります(発表者は自分の本に投票しない)。自分の知らない本について情報を得られるとともに、スピーチを通じて発表者の人柄に触れられる点も魅力です。いま全国的な広がりを見せており、各地でイベントが開催されています。11月21日付の高知新聞朝刊にも紹介記事が掲載されました。

 さて中2では、生徒がやる前にまず教員が手本を示さねばならないと考え、総勢15名の先生が協力しあって、各クラスで「ビブリオバトル・先生編」を開催しました(11月7〜12日)。生徒も先生も一人1票で投票し、「チャンプ本」を決定しました。たいへん盛り上がったので、「これはいける」ということで、さっそく「ビブリオバトル・生徒編」開催となったわけです。
 第1回戦では5人ひと組になってバトルをしました。そこで選ばれた「チャンプ本」の発表者が、さらに5名集まって第2回戦を行いました。後者のバトルでは、発表者は24名を前に話すこととなり、緊張度が倍加します。生徒にとっては人前で話すよい練習になったことでしょう。
 
 5分間のスピーチとかんたんに言いますが、あることがらについてまとまった話を5分するというのは、非常にむずかしいものです。多くの生徒が話す内容を前もって考えてきましたが、たったの2分くらいで終わってしまい、残り3分をアドリブで間に合わさなければならない、といった悪戦苦闘を強いられるケースが続出。でありながらも、さまざまな質問や笑いにあふれる、すばらしいバトルが全クラスで展開されました。
 バトルの模様を一部紹介しましょう。ある班では、次のような本たちが闘いました。@星新一『ひとにぎりの未来』、A大宮信光『科学理論ハンドブック50 宇宙・地球・生物編』、Bヘルマン・ヘッセ『車輪の下』、C中村航『奇跡』、Dゴードン、ウィリアムズ『トンネル』。この中でチャンプ本となったのは、ヘッセの『車輪の下』でした。

 教師にとってうれしかったのは、生徒のコメントの多くに「次はもっとうまく話したい」「次はもっと練習してのぞみたい」とあったことです。最初から5分ものスピーチをうまくしゃべれるはずはない。その現実を認めたうえで、「もっと成長したい」という意欲にあふれています。あらためて生徒たちの頼もしさに感動しました。