ガーナ高校生との国際交流
2013.8.31
 ガーナからやってきた高校生および東京の麻布学園を中心とする中・高校生と共に土佐中・高の生徒も一緒になってチームを編成し、「原宿スーパーよさこい2013」に参加してきました。

 8月21日から26日までのこの東京での交流に引き続き、27日に高知入りしたガーナ高校生を迎えて、29日には、いの町の紙の博物館を見学し手漉き和紙の体験をしたり、同町の近澤製紙所神谷工場の見学をさせていただきました。本校50回生の近澤骼u社長のユーモアあふれる説明の後、伝統的な手漉き和紙の技術をベースに、紙おむつを中心とする新しい福祉・衛生分野の製品をロボットも導入して効率よく大量生産している様子に、ガーナ生も本校生も一様に驚いていました。当日最後のプログラムは本校での「書道」の授業体験。担当の日比先生と松井先生が示した課題は、ガーナ生が自由にイメージした言葉をサポートする本校生が漢字1文字に置き換えて、それをガーナ生が筆で色紙に書く、というものでした。「愛」や「楽」や「海」といった結構難しい漢字にも挑戦し、皆なかなか上手に書けて満足げでした。仕上げの朱印押しは山本校長も手伝って出来上がり。それぞれの作品を手に記念撮影で締めくくりました。

 30日は高知工科大を見学させていただきました。本校45回生の同大国際交流センター特任教授先川信一郎先生のお骨折りで、図書館をはじめとする各種施設の見学の他、ロボット研究室では大学院生と一緒に実際にロボットの操縦に挑戦したりと、非常に興味深い体験ができました。

 31日は桂浜で坂本龍馬像や坂本龍馬記念館を見学したり、同館の学芸員の方から坂本龍馬やジョン万次郎についての解説・講義をしていただきました。「常識」にとらわれず広い「世界」に積極的に飛び出して行った彼らの生き方は、ガーナ生にとっても本校生にとっても、自分たちの将来を考える上で大いに参考になったことと思います。

 結構ハードなプログラムが連日続いておりますが、ガーナ生は疲れも見せずに元気に取り組んでくれています。9月3日に高知を離れて帰国の途につきますが、高知での交流・研修も充実したものにしてくれることを期待しております。
 
いの町紙の博物館で紙すき体験

近澤製紙所見学

本校書道室で書道体験
 
高知工科大見学