令和3年度 文化行事 「写真記者は何を伝えたいのか?」
2021.11.12
 昨年はコロナウイルスの影響により中止を余儀なくされた文化行事ですが、今年は11月11日(木)午後から「写真記者は何を伝えたいのか?」と題し、梅村直承さんによる講演を行いました。梅村さんは本校の71回生で、現在は毎日新聞社の写真記者としてご活躍されており、インド洋大津波、ハイチ大地震、東日本大震災などを取材し、2017年にはスポーツ写真として初めて業界最高賞の新聞協会賞などを受賞されています。

 前半は自身のキャリアにおける、事件、芸能、政治、スポーツ、暮らしなど他分野にわたる様々な写真を紹介しながら、写真記者とはどのような仕事なのかを説明していただきました。日頃、新聞等で目にしている写真がどのように撮影されたのかというお話に生徒は興味深そうに耳を傾けていました。
 後半では、エイズで両親をなくした子どもたちを取材した際の自身の葛藤から「家族との繋がりの大切さを見い出した」ことや、東日本大震災で被災された方々のその後を追い続け、そして被災者の方々に寄り添ってこられたなかで、「家族との繋がり、人と人との繋がり、想像する力を養うことの大切さ」を伝えてくださいました。

梅村さん、貴重な講演を本当にありがとうございました。