１１月７日（火）、令和５年度文化行事として2023年ＷＢＣ日本代表監督をつとめた栗山英樹さんが来校し、「最高のチームの作り方」と題した講演をしてくださいました。

　講演では、ダルビッシュ選手・大谷選手・ヌートバー選手・源田選手・村上選手・佐々木選手など、ＷＢＣを沸かせたスター選手たちとのエピソードをふんだんに交え、世界一にたどり着いた要因に迫ってくれました。憧れのスター選手の隠れた苦悩や素顔に、生徒たちは興味津々でした。

　栗山さんは講演を通して「チームが勝ちきるためには最後まで諦めないこと。どんな状況でも必ず道があり、自分がだめだと思ったときに終わってしまう。諦めないとは、今できることを考えて実行しようとすること。それができたときに何かが生まれる。そして、やりたいことに向かってしっかりイメージを持っておく。どんな自分になりたくて、何を成し遂げたいのかを考えること。そういう考えのもと準備を最大限にできるメンバーがいるチームであることが大切だ。人間には無限の能力がある。その能力を引き出す方法を見つけていってほしい」と話されました。生徒たちは栗山さんの言葉を受け、今そして未来の自分の姿に思いを巡らせた様子です。

　講演の最後には生徒からの質疑にも応じていただきました。生徒の「色々な言葉をノートに書き留めていると聞きましたが、僕たちに紹介してもらえる言葉はありませんか」という質問に、栗山さんは「自分との約束を破るやつほどくだらないやつはいない、自分との約束だけはぶれずに守る」という言葉を紹介してくれました。その他、たくさんの質問に気さくに答えてくださり、生徒たちは大喜び、大盛況のうちに幕を閉じました。

　栗山さん、素晴らしいご講演、本当にありがとうございました。