４月８日（火）、２０２５年度土佐高校入学式が行われ、３０２名の生徒が土佐高校に入学しました。

　�M田校長は、「９年間の義務教育課程を修了し、本日より自発的な学び場である高等学校での生活が始まります。本校は、土佐の地から社会に貢献できる人材を輩出することを目的として設立されました。その基本、学問・礼節・スポーツの三本柱を表した言葉が「文武両道」「報恩感謝」です。「文武両道」とは、勉学を基本としながら、スポーツをはじめさまざまな活動に取り組むことです。「報恩感謝」とは、挨拶を基本に、人の気遣いに感謝し、人を気遣うことができるようになるということです。そして、自発的とは、自分からすすんで行動し、自らを磨いていくことです。土佐高校は皆さんの自発性を尊重し、見守り応援する学校です。新入生の健康と充実した日々を心から願っています」と式辞を述べました。

　新入生代表の坂本希愛さんは、「新たなスタートに胸を膨らませつつ、土佐高校の伝統を受け継いでいく立場に責任も感じています。コロナの制限が徐々に緩和される中で中学生活を送った私たちは、日々の大切さを知っています。日本人メジャーリーガーたちの活躍の一方、続くウクライナ侵攻やガザ地区をはじめとした各地での紛争など、世界情勢は不安定です。私たちは何を学び、何を身につけなければならないのか。主体的に学び、将来に向かってすすみつづけていきたいと思います。自分の強みや良さを知り、自分をしっかりみつめていきます。報恩感謝の気持ちを忘れず、見えない誰かの支えに気づき、誰かを支えることができるよう努力も重ねます。土佐の名に恥じぬよう、それぞれが日本、そして世界で活躍できる人になっていくことを誓います」と抱負を述べてくれました。

　春のやわらかな日差しのもと、高校生活のスタートとなる意義深い式となりました。